2016-08-30
かゆみ
あせもが出来ました。
梅雨でジメジメしていると汗ばみますし何だかムレてかゆくなりますが、冬は冬でカサカサしてかゆくなりますよね。ナンギなことです。
かゆい所をかくと、脳では脳へのご褒美の物質が分泌されますので、かゆい所をかく事は非常に快感につながります。
関連する漢字を見てみますと、「掻く(かく)」、「蚤(のみ)」などがありますが、動物はノミなどの寄生虫が肌にいる時にかゆさを感じて、 そこを引っ掻くことで虫を追っ払ってきた歴史があるのかな?と思います。
犬などはともかく人間では、湿疹、じんましん、アトピーなどお肌の炎症でかゆくなる事の方が多いです。このようなお肌が炎症で弱っ ているところを引っ掻いてしまうとただただマイナスでしかありません。
思わず掻きたくなる不快な症状を掻くと脳が喜ぶ」
→「皮膚が怪我するまで掻く」
→「痛みはかゆみより速く脳に伝わるので、かゆみが紛れる」
→「かゆみが消えてる訳じゃないのでまた掻く」
→「脳が喜ぶ」
→「さらに皮膚が怪我をして炎症が増す」
→繰り返し
……このような恐ろしい負のスパイラルを「イッチスクラッチサイクル」と呼びます。
では、掻かずにかゆみを止めるには?それは、「冷やすこと」です。 局所的に冷やすことで、皮膚のかゆみを感じ方が鈍感になり、かゆみを伝える働きも鈍くなる事でかゆみを抑えることができます。 かゆみ止めの薬にメントールが入っているのもこのような効果を狙っていますが、冷たいと錯覚させているだけなので出来れば物理的に冷やす方が効果はあります。
もちろん、凍傷するようではダメですので、かゆい部分が冷えたな?というくらいで一旦冷やすのをやめてください。
精神がピリピリして、お肌もピリピリするときには掻いても良いでしょうが、癖になるイッチスクラッチサイクルには陥りたくないものです。
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