2019-06-01
6月 肺
肺
肺は空気中の酸素をからだに取り入れ、いらなくなった
二酸化炭素を外に出す働きをしています。
鼻や口から吸いこんだ空気は喉頭を通り、気管に入ります
気管は左右の肺の中に入ると、2つに分かれて気管支となります
気管支はさらに細かく分かれて、その先には肺胞という
空気が入った小さな袋がたくさん付いています
肺胞は毛細血管が網目のようになっていて
全身をめぐった血液は、肺胞の袋に二酸化炭素をはき出します
同時に肺胞の中の酸素が血液の中に取り込まれます
肺胞は肺に約3億から6億個あると言われています
肺は自分の力で空気を吸い込んだり、吐いたりは出来ません
肋骨の間の筋肉と横隔膜の動きにより
空気を吸ったり吐いたりしています
息を吸う時 肋骨の間の筋肉が伸びると胸壁が広がり
肺も横に引っ張られてふくらみます
同時に横隔膜が縮んで下にさがるので肺は下に引っ張
られてふくらみます。ふくらんだ肺の中へ空気が入っ
ていきます
息を吐く時 肋骨の間の筋肉が縮み、胸壁を縮ませるため
肺も押されて縮みます。同時に横隔膜も
伸びて上にあがるので、肺も上に押し上げられて
小さくなります。肺が縮む事で肺の中の空気が
外へ押し出されます
通常、安静時に呼吸を一回すると、肺に吸い込まれる空気の量は
大人で400~500ml程度です(小さいペットボトル一本程)
子供は大人の約半分です