6月 梅雨と梅と健康の雑学

              6月

                                  梅雨と梅と健康の雑学


梅雨は日本だけのものではありません 
中国では梅雨『メイユー』と呼ばれています
語源については諸説がいろいろありますが
『梅の実が熟す時期の雨』と言うのが
日本でも中国でも語源としては有名です。

さて、梅の実をどうするかと言えば
やはり漬け込んだ『梅干』として食する事が
日本では古来から一般的でした
平安時代、村上天皇が梅干と昆布茶を飲んで
疫病を治したと言う言い伝えがありますし
戦国時代には諸藩の大名が戦場における
兵糧として梅干作りを奨励したと言う話もあります

現在では、梅干の様々な効能が科学的に検証されています
まず、梅干のすっっぱさの素と言われているクエン酸
クエン酸はなんと言っても疲労回復の効果があります
疲れの原因である筋肉中の乳酸を分解・抑制するだけでなく
血液中の乳酸にも働きかけるので
動脈硬化やリウマチや冷え症対策にも効果的です

クエン酸は食中毒の原因となる細菌の増殖を抑えます
つまり食べ物が腐るのを遅らせる効果があり
湿気の多い季節にはうってつけの食材です。
『日の丸弁当』は湿度の高い日本では
とても理にかなったお弁当だったわけです。
その他にも、唾液の分泌を促してガンの素となる
活性酸素を除去したりもします

梅雨の時期に熟れた梅の実。漬け込むと梅干になり
貴重な食材として、また健康維持に
多いに役立っていますね。



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