2018-03-12
ビタミンDについて
骨を強くするには、
「骨の材料であるカルシウムを取りましょう」
「ビタミンDを取りましょう」
「骨にカルシウムを取りこませる為に運動しましょう」
などとよく耳にします。
運動が大事なのは感覚的にもパッとしますが、ビタミンDとはあまりパッとしない言葉です。
骨はコラーゲン(たんぱく質)の土台に、カルシウムとリン酸の混ぜた物を塗り固めているような成り立ちになっています。
ビタミンDはこのうちのカルシウムを食べ物からの吸収や血中カルシウム濃度の調整をする仕事をし、骨の代謝をうながしています。
ビタミンDは日光浴をすると皮膚で産生されますが、昔、石炭を燃やしスモッグで日照がさえぎられていたイギリスでは、くる病(骨軟化症)が多発しました。
食事から摂取するカルシウム量が多くても、日光に当たる時間が少ないと手足の骨の病気が出てきます。
ではどのくらい日に浴びればいいのでしょうか。
皮膚1平方cmを3~4時間、日光に当てるとビタミンDは0.43μg産生されます。
成人が一日に必要なビタミンDが2.5μgですので、手の平(120平方cmほど)を太陽に向けていれば、 10分ほどで一日の必要量は出来てしまうわけです。
ざっくりとした計算ですが、普段の生活で20分ほど外を歩く方であれば楽に出来る範囲です。
しかしながら、お化粧やUVカットクリームなどで日光がさえぎられている事も多いですので、 やはりカルシウム同様に食事で摂取することもお勧めです。
サバなどの青魚には一切れで数日分のビタミンDが含まれています。
また、ビタミンDは安定した栄養素ですので、いろんな調理法でおいしくいただけます。
牛乳など乳製品はカルシウムは豊富ですが、ビタミンDはそれほど含まれていません。
ビタミンDは体内に備蓄しやすい性質があり、使わないでいたとしても1ヶ月は壊れずに残るようで、 北欧には「夏の日光浴は冬の骨折を防ぐ」という言葉があるそうです。
定期的な日光浴や青魚の食事で、健康的な骨作りを目指しましょう!!
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