2016-08-30
道具を使うウォーキング
「まっすぐ歩きましょう」
「顎を引いて胸張って歩きましょう」 「手を振って歩きましょう」
なんて難しいですよね……
腰やヒザが痛いし、なかなか胸を張ってグングン歩くのはきついものがあります。そこで最近注目されているノルディックウォーク(ポールウォーキング)の紹介です。
ノルディックウォークは、スキーのストックのような握りのポール(杖)2本を持ってグングン歩いていくものです。けっこうスタイリッシュでカッコイイ感じです。
久米田池近辺で催し物があったり、岸和田在住のスポーツトレーナーの方が講習会をし ていたりと探せばちょこちょこ岸和田近郊でも企画あるようで、安価でポールの貸し出しもあるようです。
ポールな長さは肘を90度に曲げて持てば地面に着くぐらいの長さ、「身長×0.65」の長さですので、身長155センチの方であればポールは100センチぐらいです。大型スポーツ店 などでは必ず見かけますし、登山用の杖でも代用可能です。
【歩き方】
①ポールを軽く振り回せるようグリップを軽く握ります。
②例えば、左足を踏み出したら、同時に右手のポール左土踏まずと同じくらい前方に着地させます。
③運動のきつさは歩幅で調整し、左右とリズミカルに繰り返していきます。
④階段の場合は1~2段前に両杖を突いて上り下りします。
※本来のノルディックウォーキングは後ろへ後ろへと突いて、ガンガン前進していくスポーツですが、散歩・街散策に使うにはその限りではなく気楽に歩けばいいと思います。
【メリット】
①片側だけ杖を突く歩き方に比べて、横方向に傾いて立つ癖がつかない。
(左右均等に力を掛ける事が出来ます。)
②前後方向の姿勢を正し、自然と胸の張るシャキッとした姿になる。
③ヒザや腰に掛かる負担が10~15kg重減ると言われている。
(私が腰痛がひどい時に試しました。私見ですが、楽に歩けました。)
④胸を張る事、体の支えが増える事で歩幅が増え、小刻み歩行では使えなかった筋肉を刺激できる。
⑤ポールを突いて体重を支え、前進することで、床方向・後ろ方向に力を掛け、背中や腕の筋肉を積極的に使うことになる。
(あまり経験のない時期にガンガンと力一杯ポールを突くと、背中や腕の負担感があります。やはり歩行のメインは下半身ですので軽く振り回す気持ちでポールを扱うことをお勧めします。)
⑥筋肉を使う量が増えますので、10~30%消費エネルギーが増加する。
(仮に消費が2割増しという事は、60分歩いていたところが50分で済みので、時間短縮できますよね。)
……などなど歩き方も複雑でありませんし、メリットもたくさんです。
「歩けるようになる為にはどうしたらいいの?」
と尋ねられた場合に
「それは歩く事です。ケガが治ったら、1歩でも2歩でも歩いてください。」
と答えています。ケガをきっかけに歩く習慣がなくなって、本当に歩けなくなる方がいま す。そういう中で、ヒザ腰の痛みや歩行の不安定感と上手に付き合える(あくまでもケガ の予後ですが)、又はそんなケースになる前の効果的な予防法の一つとして心に留めてお いて頂きたいと思います。
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