2016-08-30
よく歩いてむくむ
以前のアドバイスで
「筋肉を動かせばリンパ管が刺激されてむくみが流れていきますよ~」 などと書きましたが、
「動かないとむくむと言うが、よく歩いた後もむくむのはなんで?」 と鋭い質問をいただきました。
答えは「やっぱり筋肉が動いていないから。」になります。
筋肉とひと口に言いますが、脚のむくみにはフクラハギの筋肉を動かさなければいけません。
あくまでも「う・ご・き」が必要で、リキんでチカラを入れたとしても筋肉(関節)が動いていないといけないのです。
例えばハイヒール。 カカトが上がり、爪先が細く足指が詰め詰めのハイヒールでは足指や足関節が動かず、フクラハギが働きません。
例えばお年寄り。
筋肉の力が衰えている方が多いですし、歩行の仕方も一生懸命に歩いてはいても股関節以外の動きが極端に少ない方も多くいらっしゃいます。
逆の例では、だんじりの地下足袋。
だんじりを引いていて朝よりも夜の方が疲労の割にフクラハギが細くなっている事に気づく経験があるんじゃないでしょうか。
地下足袋は地面を足指で掴むように踏みしめて、パワー全開で走るのに適しています。
試しにフクラハギとアキレス腱の境目を手で掴み、足指を動かしてみてください。
フクラハギの内部が動いているのがわかると思います。(ここで足指だけ動かそうとして、指が動かない・つる人は普段から相当動かしてない証拠です。)
じゃあどうするのか?
ちゃんとしたフォームを意識して歩きます。
①体重を支えて筋肉を緊張させていても、動きが無ければリンパ管も動きません。
②足の人差し指をまっすぐ前に向け足を放り出し、爪先を上に引きながらカカトで着地。
③重心をカカトから親指の付け根に移動させ、足指で地面を掴みながら後ろに蹴る。
このしっかりとした足首と足指の前後運動(屈伸運動)を行うことがむくみ解消の一歩なのです、文字通り。
ですので、こういった動きをしやすい履物を選ぶこともむくみ解消のになるわけです。
良い歩行で自然に筋肉を鍛えて、むくみも疲労も溜めにくい脚作りを行っていきましょう!
関係無いですが、足指のことを漢字一文字で「趾」と書きます。
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