もうすぐ熱中症の季節

もうすぐ熱中症の季節

もうすぐ熱中症の季節ですね先月は足のつり・痙攣(けいれん)について書きましたが、スポーツ・だんじり等での炎天下の運動で汗をかいてミネラルや水分が失われて起こる痙攣を特に「熱痙攣」と言います。
季節の変わり目で体が暑さに慣れてくる前など、これから夏の終わりまで起こってくる「熱中症」の一つの症状です。

【疲労感】→【痙攣】→【めまい・失神】→【多臓器不全】

暑い日中(特に気温30度を超すような日)の激しい運動では体に熱がこもり、体温が上昇してくると上記のような経緯で症状が悪化してきます。失神するくらいの重症ですと熱射病の状態です。そのような意識のない状態ですと、口から水分を取れませんので、必要なのに汗が止まり、血液がドロドロになって血流が悪くなります。果ては、体熱が上がり、各部の細胞や内臓が壊れていきます。

命の危機です!

もし倒れたら

「走ったくらいで倒れて根性無いのぅ」
……こんな感じのことを周りが言ってると手遅れになる危険な状態ですので、すぐに救急車を呼びましょう。
倒れてゲロを吐く人もいますので横向きに寝かせてあげてください。ゲロで溺れない為です。体温上昇を止めるために、日陰に移してあげ、 氷のうで冷やしましょう(霜の付いた 氷は氷点下ですので凍傷します)。汗が止まっているので気化熱で体温が逃げないので、体に水(特別冷えたものでなくても良い)を掛けてバッサバサあおいであげてください。
※体細胞は熱すぎるより冷たすぎる方がマシです。

その前に「熱痙攣(つる)」する事が一つの大きな目安ではないでしょうか。 つるぐらいになれば、すでに喉は渇いていると思います。速やかにスポーツドリンクなど で水分を補いましょう。
まずは最低限、練習時間×500ミリリットルの水分は用意して、それをこまめに補給するこ とで熱痙攣にもならない様に心がけましょう。

意識障害が出ている時点で体中の細胞はかなりのダメージを受けている事を理解して1週間は休みを取るか練習でも無理しないようにしてください。

木陰で休んでいる子供

フェイスブックしてます。いいねしてね!

コメントを残す