2017-03-09
あごがカクカク
顎(あご)の関節が痛く、頭痛、肩こりもひどいと言う方がたくさんいらっしゃいます。
「夜も歯ぎしりをしてるようで、奥歯も痛いような気がする。」
とおっしゃる片方の顎関節がカクッカクッと滑らかでない動きをしています。
顎は1個の骨で左右に顎関節が2か所あるものですから、片方がガチガチに緊張し、もう一方は遊びができると、カクッカクッと不安定な動きをしてしまいます。
多くの場合は緊張を緩めたり、遊んでいる所を働くようにしたりとバランスをとると、顎のカクカクや痛みも無くなり、肩や頭痛も緩和します。
なぜこんなことが起こるのでしょう。
一つは歯並びの問題。
歯並びが悪く、例えば奥歯ばかりがカチ合わさるような歯ですと、顎の動きの支点が顎関節から奥歯に変わってしまいます。
噛む顎の運動は顎関節がテコの支点だからこそ、滑らかに無理なく運動できますので、運動の支点が変わってしまいますと、顎・頭の横・首……と筋肉の負担も変わってしまいます。
別の視点で、一つは脳のストレス。
脳みそはストレスを受けると、筋肉を緊張・収縮させてそのストレスを和らげようとするそうです。
ビックリしてギュッと縮こまったり、怖くて悔しくて歯を喰いしばる事があるかと思います。
起きてるときは意識的に力みすぎているのを緩める事はできますが、眠っている時はそのまま無茶苦茶な力が歯や顎に掛かるそうです。
あと一つは、使い過ぎ。
しゃべりすぎ、噛みすぎで単純に噛む筋肉の使い過ぎで筋肉が疲弊している状態です。
筋肉が顎の骨の位置を保持できなくなり、軌道もおかしくなって異音がするようになります。
顎内症と言います。
どんなケースにせよ、痛くなったたら顎の動かすのを極力控えて、最初の2~3日はまめに冷やす事が肝要です。
しかしまぁ、顔の近くの敏感な所が痛くなるのは嫌ですから、
そもそも顎がおかしくならない様に、ほどほどの食事をよく噛んでおいしくいただいて、楽しいおしゃべりをほどほどにして、あまりストレスを溜めないような生活を送りたいですよね。
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